2008年11月19日水曜日

01007■クロマンタレポート2-(7)

第4章 悠久の時の流れ

古代十和田の祭り
オルガノの大地

ここは太古代、壮大な祭りの区域だった。それは、子孫繁栄と子供を授かるための大切な行事であった。古代子供は部族全体の財産だった。そのため子供を得ることは女性だけでなく男たちにとっても必要であった。部族の中だけでは近親結婚が多くなり、其れは多分に警戒されるものとなる。また何らかの原因でなかなか子供を生む条件が満たされない夫婦も居たであろう。原因がどちらともわからない古代では、女性が子供をもうけるために他の男性と契ることは仕方ないことであった。また風俗習慣が異なる原始社会において、他の集落との行き来は少ない。血を濃くしないためには他の種族の血を求めなければならない。ただ相互の行き来はその思想信条から、なかなか思うようにならなかったであろう。

カガイの祭りはそれらの問題を統一の神の名の下におこなう大切な行事であった。そしてカガイ祭りのように神の領域で授かった子供は神からの贈り物として大切にしたのである。(あるいはキリスト生誕に関わる秘密かもしれない。)

 黒又山を中心とするこの領域はホスピタルと同時に年に一度その祭りを行うこの地方の大切な区域であったと考察される。


以下は原文をスキャナーで掲載します。



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以上です




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