鄙の鹿角の里が世阿弥の謡曲で舞われているのです。この不思議は何でしょう!!
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(貼り付け)
「錦木」は、佐久間次郎師の舞もメリハリがあって素晴らしいのだが、それにも益して世阿弥元清の謡本の内容に吃驚された。
「錦木」は陸奥地方の「求婚伝説」を題にしたもので、男尊女卑の中世にあって、かなり現代性のある皮肉の籠もった話である。陸奥地方では好きな女がいる場合、男はその女の家の門に錦木を立て求婚するのだ。そして、その男の求愛を受ける時はそれを受け取り、逆に拒否する時はそのまま放置するのだそうだ。「錦木」では3年立て続け放置され続け死んでしまった男の話だ。このような内容の本が中世に成立するとは、極めて特異な成立過程があったのではないかと思われる。
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(まとめ)
・鄙の鹿角の里にあって、こんなことはありえないですねえ・・。
・このような内容の本が中世に成立するとは、きわめて特異な成立過程があったのでは・・・なるほど。
・歌枕が「錦木」「けふの細布」と二つもあって、都人に詠まれた、歌遊びされた(?)ことが不思議ですね。
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