2010年11月7日日曜日

03032■津軽の北斗信仰








桑原政則のひとことより


坂上田村麻呂の北斗七星 <寺社


京都の鬼門にあたる津軽

坂上田村麻呂の北斗七星
  • 794年桓武(かんむ)天皇は、平安京に遷都しました。
    1200年にわたる京都の繁栄を築いたのが桓武天皇です。
    都を守るために、鬼門(鬼が出入りする方向)に比叡山を配するなどしました。
    鬼門よけのために、さらに壮大なしかけをめぐらしました。
    桓武天皇
    桓武天皇
  • 800年ころの坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の東北遠征は、桓武天皇の鬼門封じの一環でした。
    坂上田村麻呂
  • 田村麻呂は征夷大将軍でした。
    征夷とは、蝦夷(えみし)や外敵を征服することです。
    これ以降、将軍職の役割は、鬼門封じでした。
  • 津軽は京都御所から見れば、鬼門中の鬼門でした。
    田村麻呂は、津軽に7つの神社を造り、北斗七星の形に配列しました。
    • 大星神社
    • 浪岡(なにわおか)八幡宮
    • 猿賀(さるが)神社
    • 熊野奥照(くまのおくてらす)神社
    • 岩木山(いわきさん)神社
    • 鹿島(かじま)神社
    • 乳井(にゅうい)神社
  • 北極星は帝王を意味します。
    すべての星は北極星を中心にめぐります。
    この動かぬ 帝王を守るのが、周囲をめぐる北斗七星です。
    北斗七星は、魔物を封じ、帝王を守ります。

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