2009年8月20日木曜日

■風水図(四神相応図)都市


ラージスケールの風水
理想の風水スポットとは?
 はじめに、山や川といった大きな部分での風水をみてみましょう。
 風水では、良い気(生気)をいかに多く取り入れるかが重要です。
気持ちの良い自然を取り入れようとするとき、風水師が判断の基
準としてきたのは、「山、水」と「方位」です。韓国や中国では、建
物は①北、東、西を山に囲まれ、②一方が開けていて、③南方に
川や池など「水」をたたえ得るような地形環境に建てるのが最も
良いとされます。ここで、理想的な風水モデルを説明しましょう。





















上のイラストは、快適エネルギーを一つも逃さない完璧な吉相図です。
北の山脈aは祖山、bは宗山(そうざん)といい、気のエネルギーが発
生するところです。
 fは穴(けつ)と言い、人体で言えばツボにあたる、生気が満ちあふ
れる最高の場所です。
気は山の麓へ流れ降りて穴にいったん貯えられます。
 集まった気を散らさないように穴を護る、南を向いての左壁dを青
龍(せいりゅう)・左砂(ささ)と呼び、右壁eを白虎(びゃっこ)・右砂
(うさ)と呼びます。しかし、左右の砂がない場合、松のような常緑樹
を抱護(ほうご)の松(c)として植えるのです。
 gは明堂(みょうどう)と言い、気が集まる広場です。できるだけ大
きく開かれていることが強運を呼びます。
 iは集まった気を止めるために川や池があればいいのです。水に
は気を鎮め、エネルギーを受けとめる作用があります。北の山から
来たエネルギーを南の水が受ける、南北軸は生命エネルギーの経
路なのです。
 hの案山もjの朝山も、穴を護っている南の砂です。小さい方が気
の流れを邪魔しません。

 後方(北)に玄武(げんぶ)という亀の怪物(どっしりした山)、前方
(南)に朱雀(すざく)すなわち不死鳥、左(東)に青龍(せいりゅう)、
右(西)に白虎(びゃっこ)。これらの四霊獣が四方を護っているよう
に見える地形環境を、「四神相応(ししんそうおう)の地」と呼びます。

平安京は風水ハイテク都市!!


 



 794年に桓武天皇が遷都した平安京についてみてみましょう(イラスト)。




















 山の配置を見ると、北に鞍馬山(くらまやま)と、丑の刻(うしのこく)
参りで名高い貴船(きふね)神社のある貴船山(つまり玄武)、東に青
龍となる東山山系、西に白虎である嵐山があります。これらの山が
強力な砂(さ)になっています。
南に平たい盆地が広がり、鴨川と桂川が合流して淀川をつくるポイ
ントになっています(朱雀)。淀川は気を貯えつつ、ゆっくりとこれを
流します。

 このほかに案山となるものもあり、船岡山(ふなおかやま)のほぼ
南にある神奈備(かんなび)山がそれにあたります。平安京は、四
方を十字を形成する四つの山に囲まれていたわけです。これを「十
字天心(じゅうじてんしん)の法」といい、都市の中心を決めるため
の秘中の秘なのだそうです。これだけという形がきれいに実現され
た土地も珍しいのです。

 ラージスケールの風水が、古代の京を選定するにあたって使わ
れていました。古代において、今でもよくわかっていない都市づく
りテクノロジー、つまり古代ハイテク技術を一手に引き受けていた
のが、陰陽博士(おんみょうはかせ)という古代日本の万能魔術
博士でした。一般に安倍晴明でおなじみの、陰陽師と呼ばれる
人たちの知識のメインコースに、風水が「でーん!」とあぐらをか
いていたはずなのです。

 それではわたし達に一番影響のある、家の風水はどう見たら
いいでしょうか。

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(まとめ)
・ストーンサークル・クロマンタのある大湯地区は何となく当てはまりそうな気がしますが、まだ解けません。
・でも、時代が・・・大湯の方が古いのです!! 全然的外れ化も知れません。
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