鹿角茜染、紫根染(かづのあかねぞめ、しこんぞめ)
*そめ*
- 産 地:
- 秋田県鹿角市花輪
- 特 徴:
- 染料に茜や紫根を用いて、羽二重、紬、木綿の布地を無地染か絞染にしたもの。
- 大升、小升、立涌、花輪絞の四種類の紋様がある。
- 用 途:
- 着尺地、帯地、袱紗、小物類など。
- 変 遷:
- この地方では奈良時代から、自生の茜や紫根を用いた染色が行われていたが、江戸時代に南部藩の保護下で産業として発展、製品は朝廷や将軍家への献上品として江戸へ送られるまでになった。
- 明治維新後、藩の保護の消失と化学染料の普及により衰退した。
- 現在では、原料の入手難、長期におよぶ生産期間などの困難をかかえながらも、伝統ある染技術の伝承に力をそそぐ栗山家の努力により、古代からの茜染、紫根染が守られている。
- 染色法:
- 染料には茜の根と紫草の根を用い、媒染剤には錦織木(ハイノキ科の灌木)の灰汁を用いる。
- *下染 錦織木の灰汁に生地を浸し天日でかわかす作業を、五月から九月までの天気のよい日に百二十、三十回繰り返し、一年間枯らしておく。
- *絞 本染をする前に、手絞または板締めで柄を絞る。
- *本染 染液を入れた大きな桶に生地を浸し、イメージ通りの色が出るまで十数回繰り返す。天日乾燥をするため、天気のよい日に行われる。
- *仕上げ 絞をほどいて色が落ちつくまでの二~四年、箪笥などに入れてねかせておく。
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(まとめ)
・ストーンサークルのある鹿角市は茜染めの本場ですので、ケフの郷から受け継ぐものかと調べてきました。
・しかし、「ホツマ」の「毛布の細布」は鶴の羽とありますので、流れは引くのでしょうが、少し違うようです。
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