2009年10月8日木曜日

01111■クロマンタレポート・・・踏み石はヤタの鏡か



尊敬する友人の渡邊広勝さんが昨年「クロマンタレポートー2」を発表しました。このレポートには驚くべき報告が数多くあります。
その中でも、この踏み石=ヤタ石については大変な発見だと思います。この縄文文化研究会の研究の中心をなすものです。

1、渡邊さんもクロマンタ調査へ

黒又山のこと-その出会い

東北道十和田インターへ近くインターからその姿を目指していくと途中ストンサークルにたどり着くのです。着くと、東の丘陵に黒又山が見えます。
黒又山は、その先1キロほどに有ります。私は10年ほど前に初めて登ったときでした。その日は4月の中頃で周辺の山はまだ雪で白く、寒さに苦手な私にはこたえました。
でも雪をいただいた奥羽の山々の美しさはなんともいえない感動でした。私はそこに有る神社のことより、白い美しい景色を見とれていました。連れて行ったのは“摩訶不思議物語”の著者鈴木旭氏です。               
1年前、鈴木旭氏の事務所で見たのです。
「初めての黒又山、私は見たのです、拝殿の下に踏み石として置かれている半ば破損した石を、そしてそれを取り巻くように破損しながらその存在を示す石材の姿を。
私は震えるような感動が走りました」



2、ヤタ石との出会い

「拝殿してください。」旭氏の強い口調に私はしぶしぶ鈴の垂れ下がる拝殿口に行きました。

賽銭をいれ拝殿のため足元を見た時でした。実は私は自然神崇
拝で拝殿などあまり興味ありません。
それは瞬間のように電流が五体をめぐりました。
「残っていてくれた
んだ!!
驚きは感激に変わりました。
筆者注:なぜ「踏み石」を見てこんなに感動を覚えたのでしょうか。それは次の「ヤタの鏡」をイメージしたからです)


3、踏み石の構造は・・・
地表部の構造は先に示した踏み石といわれる破損した円形の石が中心です。

この石の加工面と残存する突出部を復元すると八面体の円盤になると見られます。
踏み石では悲しいので、私は咫鏡三種の神器の一つ・鴉にちなんで咫石(ヤタイシ)としました。

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ヤタの鏡とは
君が宮(真ん中)に坐して、八民(トオホカミエヒタメ)を治めるため  に、その心を鑑みる(カガミ)神器でした。


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後は文章表現が難しいですが、
八咫石の乗る台座を中心に西側に放射状に構造
がありそれは円弧状に配置されているようで
す。その放射状の部分には外側に向かって石棒
が立つようにすり鉢状の窪みが存在したと見ら
れその状況は一部の発掘調査で確認出来まし
た。
八面体の八咫石をのせる台座の石は同じ様に八面の突起が上を向いて、シャコガイのように八
咫石をはめ込んであったと見られます。  
台座の内側は明からに石質の異なる石で、鏡のように磨かれています。
台座の周辺は磨かれた石面で作られています。明らかになんらかの意図をもって構成された石造と見られるのです。
右図がそのイメージです。2が八咫石1が台座、3は組み合わせた透視図と周辺のすり鉢状
構造図、4は断面イメージです。        
いまのところ海外の遺跡でこれと同等の物を見つけることは出来ません。 


4、これが踏み石=ヤタ石です
踏み石=ヤタ石の岩質はまだわかりません。
ストーンサークル=神社の下で利用されている囲炉裏石の石英閃緑岩とは明らかに異なります。
クロマンタ調査隊では興味がなく調べていません。
これから大学などで調べてもらいます。



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