2009年7月9日木曜日

01104■神奈備(かんなび)山とは


数多い山の中でも、麓の民が祖先の霊の籠もり鎮まるところとして仰ぐ山を「神奈備山8かんなびやま)」おといいます。これは世界的に認められるところの、ヤマハ精霊が集う他界であるとする「山中他界」観念と類似しますが、日本の場合、とくに祖霊崇拝というものを強く根底に据えているのが特徴です。(「宇宙原理ホツマ」P156~)

1、奈良の三輪山

奈良の三輪山は、大三輪氏の神奈備山である。






神奈備山は山全体を神体山とし、人里に近く傘を伏せたような低い独立した山であることが多いく、山中には必ずと言っていいほど、岩座(いわくら)や磐境(いわさか)などの祭祀跡が存在しています。


2、カンナビの語源
カンナビの語源説は
①神嘗(かんなめ)の義で神を祀った所。
②神の森の約したカンナミが転じたもの。
③神双(かんなび
)の義。
④神戸(かんべ)の転じたもの。
など、さまざまで一定ではありません。


3、神奈備山は実在した祖神の古墳
三輪山などはすでに縄文時代には、神奈備山として、人々の信仰の対象となっていたといわれますが、それではなにゆえに、特定の山を祖神の居坐す聖山と定めたのでしょうか。もしかりに、その山に祖神や諸々の精霊が出現したとするなら、なにゆえに、その山を選んだのでしょう。たんにその山が神聖な雰囲気を備えていたというだけで、人々は神奈備山として巨大な磐座を築き特定の祖先を祭ったのでしょうか。

「ホツマツタエ」では
事代主(のち大物主)クシヒコノ命は、大物主(オオナムチ)クシキネノ命の子で、コモリ神の父でで。この神は生まれつき心素直で慎み深く、君を守護する八重垣の臣として神徳も高く、また、アマテル神(天照大神)に次ぐ神威があるとして、日本大国魂神(やまとおおくにたま)の讃え名を賜ったほどです。
ホツマには、大三輪氏の祖神であるクシヒコノ命が実際に山の洞に隠れたことを伝えています。現在大神(おおみわ)神社(大三輪神社)には大物主(クシヒコノ命)を祭神し、「古事記」では「意富美和大神(おほみわのおおかみ)と、「日本書紀」では「大物主大神」としています。


4、他の山の具体例
「ホツマツタエ」が記す山の洞中に籠って神上がったとする具体例は
コノハナサクヤ姫・・・富士山頂上
・天孫ニニキネ尊・・・日向高千穂の峰
・トヨウケ神・・・・・・・・・真名井
・アマテラス大神・・・・真名井
・オオナムチノ命・・・・岩木山
・イザナミノ尊・・・・・・・花の岩屋

これらの記述はその土地土地の神奈備信仰とぴったりと一致しているのです。神奈備山は、このような祖神たち(実在した人物)の具体的な古墳だったに違いありません。でなければそのような強い信仰が長く続くはずはないと思うのです。


5、なぜ神々は山の洞にこもったか
高天の腹の宇宙原理から、




















われわれ地球に住む人間は、大きな「宇宙母体」としての「高天の腹」の内部に身籠った「胎児」として考えられました。
これと同じ構造性を、神奈備の古代墳墓がもっていると考えられるのです。すなわち、神奈備の山を「腹」、洞内を「子宮」、中に入る人物を「胎児」と見立てるわけです。
したがって、神奈備山への身ごもりは

①高天の腹・・・地球  ②神奈備山・・・死者  ③母の腹・・・胎児

という三構造の「腹」の宇宙原理の一つだったわけです。  

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(まとめ)
・クロマンタが神奈備山の条件としての、死者の埋葬という言い伝えは聞こえていない。
・しかし、小林世征氏の透視では、クロマンタの中央に石の構造物があると確認されている。
・神奈備山としての研究が必要である。

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